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私たちプロジェクトチームがめざすのは、先住民族の「自決」や「エンパワメント」が、人々が生きている具体的かつローカルな空間(=共同体・コミュニティ)で何を意味するのか、それをどう実現できるのかを持続的に考え、プロジェクト運営をめぐる「NGO」の確立された方法論やそれを支える考え方に対しても「そうだろうか?」と立ち止まり、問うていく、その中で自分たち自身も学んでいく、そのような志向性をもったチームを作っていくことです。
それはおそらく、大多数の他のNGOのプロジェクトとは違う特徴でしょう。プロジェクトチームには目的地にいたる道筋があらかじめ示された地図があるわではありません。その地図(のひとつ)を作る試みにみなさんの語学力、専門的な知識・技術やそれぞれの分野での研究の蓄積、第3世界の他のプロジェクトに関わった経験、NGOでの経験などを生かしながら参加してくださるよう呼びかけます。
地図作りは、ひとりひとりの主体的、積極的、持続的かつ責任ある関わりを基礎にした「協働」なしには成し遂げられません。そういう方々がひとりでも多く、「コンパ」(スペイン語で「仲間」「同志」を意味する)としてチームに加わってくださることを願って止みません。
2003-2004年度活動計画
教育活動
2003年度は引き続きボカコスタ、タカナ両地域の計7ヶ所で約100名を対象に教室を継続しますが、「プロジェクト報告」にまとめた課題を念頭に、以下のような活動の実現をめざしていきたいと考えています。
- 基礎教育活動における教材と教授法の見直しを行う検討会と教師の再研修。
- 他の民衆教育・マヤ教育で使われている教材・方法論についての資料の収集、検討。
- 費用がかからず、とりたてて専門知識を必要としない副教材、教授方法の工夫と導入。
- これまでの和平合意学習を中心とした民衆教育活動に対する評価をMJP、コミュニティリーダーとともに行い、今後取り上げるテーマを設定する。
- コミュニティの他の組織が行う教育的活動(例えば保健、アルコール問題など)に先住民族の自決と権利についての学習を取り入れるために、他組織との協議を行う。
- グァテマラにおける民衆教育の実践例について調査、研究を行い、プロジェクトにどう生かしていけるかを検討し、2004年度以降の計画を立てる。
コミュニティラジオプロジェクト
- ラジオ局設置実現のためのカンパ活動〜「コミュニティラジオプロジェクトラジオ基金」(仮称)を設立。
- 広報キャンペーン〜マヤの共同体におけるコミュニティラジオの意義、先住民族のコミュニティラジオ運動についての理解と支援を広げるために、ホームページ、ニュースレターなどを通じて広報する。
- グァテマラ国内外の他組織とのネットワーク形成の促進、研修会の開催支援、資金・機器調達支援。
プロジェクトチーム活動
チーム活動は以下の主要テーマに沿って多様な活動を展開していくことをめざしますが、そのために各テーマ毎に「サブチーム」作りを促進し、メンバーが明確な位置付けをもって主体的に関われるような体制を作っていきたいと考えます。
(1) 先住民族の権利・自決権
(2) 先住民族と民衆教育
(3) 先住民族女性
(4) 「開発」と先住民族
(5) コミュニティラジオ
どんな関わり方ができるのか?
(1) ラジオキャンペーン
- キャンペーンに必要な資料(世界のコミュニティラジオ運動、グァテマラのコミュニティラジオをめぐる動向など)の収集と翻訳(英語、スペイン語)。
- 支援を呼びかける広報文書作り。
- 募金活動(チラシの配布、個人・団体への寄付のお願い)。
- 専門的支援(機器の提供など)を呼びかけるための関連団体訪問、リーフレット配布など。
- 現地でのスタジオ建設の手伝い。
(2) 現地でのプロジェクト運営の支援(要スペイン語)
- プロジェクト実施モニタリング上必要なMJPとの連絡(Eメールでの連絡が主)。
- 現地滞在型モニタリング〜数ヶ月から1年程度の期間グァテマラに滞在し、現地での活動をモニタリングし、日本にフィードバックする。また、プロジェクトを遂行するのに必要な調査、情報収集などを現地に滞在して行うことも可能。
(3) 主要テーマに沿った活動
- 資料収集・翻訳、研究会や講演会の企画立案・運営、『compa』・定例研究会・ホームページでの研究成果発表。
- 現地を訪問しての調査活動
グァテマラの民衆教育の実践例の調査、(開発と人権について関心をお持ちの個人・研究機関の場合)プエブラ=パナマ計画(PPP)の具体的プロジェクトが先住民族に与える影響について調査し、報告書にまとめるなどが可能です。
IMADRが現地の関連団体・個人を紹介したり情報を提供できますが、現地でのコーディネーションには経費がかかります。また、たんに現地を訪問するだけに終らずに、報告書を提出していただくことが義務になります。
(4) 広報
・ビデオ制作ができる方で現地の活動の様子をビデオに収め、プロジェクト広報用ビデオを制作することに関心をお持ちの方、大歓迎です。
(5) 資金集め
- MJP基金のチラシ配布、個人・団体への個別の呼びかけ。
- 資金集めイベントの企画、実施〜例えばフリーマーケット、バザー、コンサートの開催など。イベント企画が得意な方、アイデア豊富でそれを生かしてみたい方、歓迎です。
ここに掲げた活動形態に限らず、こんなことをしたい、こんなことができる、というアイデアを歓迎します。ともにプロジェクトを作っていきましょう。
財政支援をお願いします
できるだけ外部財源に依存しないプロジェクトをめざすとしても、その基盤作りには一定の資金がかかります。現在までプロジェクトが成立しているのは、自らの生活を維持するのさえ厳しいグァテマラにあって、「コミュニティに対する約束を果たす」ため、自己犠牲的に献身しているMJPの努力によるものです。
しかし、それでは持続可能なプロジェクトにしていくことはできません。MJPがフルタイムでプロジェクトに専心できる体制を作るため、MJP基金では恒常的に寄付を募っています。
毎月1回の外食、喫茶店での2杯のコーヒー分程度のお金(ひと月5万円が目標額)で、MJPの活動を支え、このプロジェクトを支えていくことが可能です。
時間はないけれど財政支援はできるという方、ご協力をお願いします。なお、基金に賛同してくださった方々にはニュースレター『compa』をお届けし、プロジェクトの進捗状況を報告いたします。またプロジェクトチームが企画する定例研究会や各種イベントに割引料金でご参加いただけます。
「MJP基金」
月額1,000円(半年分・1年分まとめてでも結構です)
郵便振替 00170-9-61637 名義 MOJOMAP基金
銀行振り込みを希望される場合
東京三菱銀行六本木支店(普)4891417
名義 反差別国際運動(IMADR) (「MJP基金」と明記して下さい。)
*2003―2004年度の活動計画・ボランティア(compa)募集の詳細はこちらもご覧下さい。
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