スリランカの人権・人道状況に関するIMADR緊急声明

政府軍とタミル・イーラム解放の虎(LTTE)との戦闘が続くスリランカ北部でこの数日、政府軍による無差別攻撃が立て続けに行なわれ、多数の民間人が死傷していると伝えられています。この事態を受けてIMADRは5月14日、緊急声明を発表しました。

声明では、「これまでにないほどおびただしい数の民間人が犠牲になっている事態をきわめて深く憂慮」し、「スリランカ政府が『戦闘禁止地域で重火器は使用しない』との自らの約束を守っていないことに遺憾を表明」するとともに、政府とLTTEの双方はただちに戦闘行為を中止しこれ以上の犠牲者を出さないようにと、これまでも繰り返し求めてきたことを再度、訴えています。

また、この惨事の進行を食い止めるには国際社会の積極的な関心と断固たる対応が不可欠だとし、国連人権理事会でスリランカについての特別会期が持たれ、国連安全保障理事会の公式会合でもスリランカが取り上げられるべきである、としています。

そして、最大の援助国である日本政府の果たす役割の重大さを強調しています。日本政府は、スリランカ政府に対し平和的解決を強い態度で促すとともに、国連人権理事会と安保理のそれぞれの場でスリランカの人権・人道状況がきちんと取り上げられるよう尽力すべきである、と述べています。


緊急声明の全文は、こちら をご覧下さい。


スリランカの内戦は今年に入ってから急展開を見せており、今年1月以降、戦闘による市民の犠牲が急増していると伝えられています。そうした事態を打開すべく、IMADR・IMADR-JCではこれまで、内戦の平和的解決と人権確立を求める以下のような文書を発表してきました。

・2009年2月10日 スリランカ内戦の現状を憂慮し、国連と国際社会の断固たる対応を求めるIMADR公開書簡(英文)

・2009年2月17日 スリランカ内戦の現状を憂慮し、日本政府の断固たる対応を求めるIMADR-JC公開書簡

・2009年4月24日 即時の緊急行動を求める国連人権高等弁務官宛てIMADR書簡(英文)

・2009年5月6日 スリランカに関する国連人権理事会特別会期の開催を求める、NGO90団体によるアピール(IMADR共同署名、英文)

2009年05月14日

 

メールマガジン

  • メールマガジン「IMADRインフォメーション」

 
    
メールマガジンは「まぐまぐ!」のシステムを利用して配信されます。