アルゼンチンの、とくに先住民族人口が多い地域で発生している紛争は、暴力がさらなる暴力を生み続ける循環として継続しています。アルゼンチンに拠点を置くIMADRラテンアメリカベースは、こうした暴力を分析し、他の、より建設的な紛争解決方法を構築することを目的としたワークショップを開催しています。これらの活動は地域のパートナー・グループとともに主催・運営されますが、このプロセスを通じて、地域グループ間のネットワーク強化や、先住民族の人びとの意見や決定を優先することへとつながっています。また、ワークショップを主催し参加するために人が集うなかで、先住民族の人びとが自らのエンパワメントへの可能性を切り拓き、より建設的な紛争解決方法を見出す基盤を強化しています。
2006年度、IMADRのラテンアメリカベースは、人種差別の撤廃、および、アルゼンチンの人びと、とくに先住民族を対象とする、紛争解決の手法の継続的構築を目的とした2つのワークショップを共催し、また、国連人種差別撤廃委員会(CERD)の委員長であるレジス・ドゥ・グゥト博士のアルゼンチン公式訪問も計画しました。
たとえば2006年には、アルゼンチンの福音ルーテル教会連合との共催により、多くのマプーチェ民族が住む地域に位置する南部の都市・バリローチェにてワークショップが開催され、マプーチェ民族と非マプーチェ民族間の地域紛争を解決するための基本的な手法の提案がなされました。