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訃報:村越末男IMADR-JC副理事長

 反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)副理事長で、反差別国際運動(IMADR)の初代事務局長であった村越末男さん(大阪市立大学名誉教授、部落解放・人権研究所名誉理事長)が、2008年4月11日(金)午後6時48分、肝癌のため逝去されました。享年78歳でした。故人の遺志ならびにご家族の願いにより、通夜・告別式は行なわれず、4月13日(日)にご親族による密葬が執り行なわれました。
 村越さんは1930年7月2日、高知県の被差別部落に生まれ、1953年3月に龍谷大学文学部哲学科(社会学専攻)をご卒業後、複数の高等学校で教諭を務められ、解放団体高知県連合会の創立に参加されました。1968年4月には、大阪府立天王寺高校教諭に席をおいた大阪府同和教育指導員となり、同年8月に創立された大阪部落解放研究所の創立に参加、事務局長に就任されました。その後、大阪市立大学教授、大阪市立大学同和問題研究室長等を歴任され、全国大学同和教育研究協議会事務局長・同副会長等として大学での同和教育の発展にも尽くされました。また、1984年7月~2005年6月の間、社団法人部落解放研究所(現、部落解放・人権研究所)理事長を務められました。
 その一方、1988年1月に設立された反差別国際運動(IMADR)の結成に参加、初代事務局長に就任され、1990年に反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)が設立されてからはIMADR-JC理事、1998年には同副理事長に就任されました。こうしたIMADRでの活動や研究活動を通じ、部落問題を国際的な関心事項とするため先駆的な役割を果たされました。執筆や講演も精力的にこなされ、部落問題など人権問題の解決に向けた世論形成にも貢献されました。
 村越末男さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、村越さんが示してくださったIMADRへの熱い思いを受け止めつつ、IMADR設立時からの目的を達成するために皆さんとともに尽力して参りたいと思います。
 なお、ご遺族のお申し出により、弔問、弔慰等は辞退されていることを申し添えます。

                            反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC) 
                                       事務局長  森原 秀樹

2008年04月18日

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